5月2日-3日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場の予想通り米連邦準備制度理事会(FRB)は25bpsの利上げを行い、FF金利の誘導目標を5.0-5.25%とした。今会合での利上げの停止が示唆されたものの、パウエルFRB議長は直近の銀行破綻や経済指標の推移を考慮し、今後の政策見通しには大きな不確実性が伴うことを強調した。
明確なガイダンスは示されなかったものの、PGIMフィクスト・インカムは今会合での利上げ停止を予想している。特に、次回6月会合に向けては米国の債務上限問題が佳境を迎えることを考慮したい。また、今後の米国経済の著しい軟化やインフレの後退を背景に、2023年第4四半期における75bpsの利下げを予想する。
FRBの慎重姿勢に対し、市場は2024年にかけての利下げを過度に織り込んでいると見られ、今後数ヵ月に亘って長期金利は緩やかに上昇する可能性がある。一方、信用スプレッドは、投資家の旺盛な需要を背景にレンジ内での動きとなり、スプレッドセクターのパフォーマンスは底堅く推移する可能性がある。
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