日銀は10月30日、31日の決定会合で、長短金利操作の再修正を決定し、7月会合で10年国債金利の厳格な上限としていた1%を、「目途」に変更した。10年金利に明確な上限は無くなり、長短金利操作の内、長期金利操作の形骸化、あるいは事実上の撤廃と言える。
今般の修正は、10年国債利回りが1%に接近したことによるオペ運営上の副作用再発防止からの要請というよりも、将来の正常化、とりわけマイナス金利解除の布石であり、7月以降更に進んだ円安対策の側面が強いだろう。
今回のレポートでは、今回公表された展望レポートを整理しつつ、今後のマイナス金利解除までの道筋について考察する。
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