新型コロナウイルスの感染拡大はまたたく間に深刻なショックをもたらした。2020年上半期の経済収縮と比較すれば、2008年の世界金融危機による落ち込みすら穏やかなものに見えてしまう。不動産市場や物件取引量は急激に鈍化し、不動産価格は圧迫されている。特に商業施設やホテルではその傾向が顕著に見られる。
2020年下半期を迎えるに当たり、市場が正常化しつつある兆しも多少は見られるが、状況は引き続き急速に変化している。今回のコロナ危機は不透明感がかなり高い(公衆衛生上の懸念や政策措置が、経済や金融市場の前例のないストレスと複雑に絡み合っている)ため、先行きを予測するのはとりわけ困難になっている。
現在の状況と過去の下落局面に影響を与えた環境は明らかに異なっているが、歴史から学ぶべき教訓はあり、過去の事例を検証すれば、事態の展開を理解する一助となり得る。
重要な情報
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