当四半期のグローバル株式市場は、新型コロナウイルスの感染再拡大、インフレ懸念の高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引締め姿勢明確化とこれに伴う経済成長鈍化懸念等により不確実性が高まる展開となった。2 月下旬にはウクライナで悲惨な軍事衝突が発生し、新次元の不確実性が加わったことで、投資家のリスク許容度は更に低下した。米国とEU諸国によるロシアへの包括的な経済制裁により、世界最大の石油輸出国であるロシアによる輸出が困難となったことで、原油を筆頭にコモディティ価格は急騰した。
FRBは2018年以来となるFF金利の引き上げを実施し、インフレ率が目標範囲に落ち着くまで引締め政策を続ける姿勢を明確に示した。米国10年債の利回りは2021年末から約0.8%上昇して2.3%近辺で当四半期を終え、またイールドカーブはフラット化し、景気後退懸念の高まりを示唆した。一方、米ドルはほとんどの主要通貨に対して上昇した。グローバル株式は3月末にかけ大幅に回復した一方で、収益成長性が高い半面、高バリュエーションであるグロース企業のパフォーマンスは当四半期を通じて相対的に大きく劣後した。
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