2022年7-9月期の世界の主要株価指数は、前半までは回復基調だったものの8月中旬以降は反落に転じ、年初来再安値で四半期を終えた。当四半期において、S&P500®インデックスは25%強、ラッセル1000グロース・インデックスは31%超下落した。一方、9月中旬に米連邦準備制度理事会(FRB)が3会合連続で政策金利を75bps引き上げたことで、金利は引き続き上昇した。米国10年債の利回りは当四半期に100bps近く上昇して3.83%となり、世界的に経済成長が鈍化するとの見通しも相俟って、他の主要通貨に対して米ドルが更に上昇した。
米国の住宅販売戸数および住宅価格は、ともに2022年初にピークを打ったとは言え、30年固定住宅ローン金利が年初の2倍となる6%超に上昇する中で底堅く推移している。商品価格は、依然として幅広い品目で上昇しているものの若干減速しており、原油価格はロシアがウクライナに侵攻した2月の最高値から下落が続いている。また、引き続き労働市場は堅調に推移している。就業率は更に上昇して9月を終え、2022年初よりも就業者数が増加している。
ロシアは、海外からの継続的な軍事支援を受けたウクライナ軍の反転攻勢により夏場にかけて一部地域で後退したが、9月末にウクライナ東部の4つの州の一方的な併合を正式に表明する事態となった。
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