2023年10-12⽉期の米国株式市場は、さらなる利上げ観測が後退しただけでなく、2024年中に利下げが開始される可能性が浮上し始めたことから上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げの時期について議論したとのコメントを受け、広範な資本市場において大幅な上昇が続いた。
10-12月期の米国経済は、労働市場が底堅く推移する一方で新規雇用には軟化傾向が見られた。また、原油価格は下落が続いたほか、2023年を通じて中古住宅販売および新規住宅建設が低迷する中、米国の平均住宅価格は引き続き歴史的な高水準で推移した。
米国以外の経済成長は、依然として低迷が続いた。住宅用不動産市場の停滞や、最先端半導体製造技術の購入制限などの米国を始めとする主要国との先端技術を巡る軋轢が、コロナ禍以降の景気回復を妨げている。欧州は、小幅なプラス成長を維持して年を終えた。
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