四半期展望:グローバル債券

グローバル債券 2026年1-3月期見通し

2026年1月19日

2026年を迎え、グローバル債券市場ではいくつかの要因がより鮮明になっている。第一に、緩やかに進行する債券の強気相場は依然として好環境にある。第二に、魅力的な利回り水準は中長期的に堅調なリターンを生み続けると見込まれる。第三に、異例の地政学的環境や非同期的な各国中央銀行の金融サイクルは、アクティブ運用による付加価値創出の機会を引き続き提供する。

2022年の弱気相場により長期利回りが歴史的に魅力的な水準まで上昇したことを受け、 「利回りが牽引する」債券の強気相場がもたらされ、主要なベンチマーク指数は3年連続で堅調なリターンを記録してきた。この間、2025年1-3月期の相互関税の発表やそれに伴う市場の急落といったイベントが一時的に波乱をもたらしたものの、緩やかな成長とインフレを伴う景気拡大が続いていることから、利回りは高水準でのレンジ推移を続け、高利回りセクターほど高リターンを上げ続ける環境が続いている。 

2022年後半以降の債券の強気相場は、スプレッド商品がもたらす追加的なインカムゲインに、スプレッド縮小によるキャピタルゲインが加わる形で推進されてきた。2025年までの米国国債は、長期金利がレンジ内で推移し、イールドカーブが概ね逆イールドの状態にあったことから、キャッシュを下回るパフォーマンスにとどまり、トータル・リターンでは相対的に見劣りする状況が続いた。

しかし、状況は2025年に一変した。米国および世界各国の中央銀行による利下げにより、イールドカーブの傾きは正常化し、スティープ化した。これにより、国債もキャッシュをアウトパフォームする地合いが整った。

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PGIMJ125879 5131952-20260116