The Outthinking Investor

市場を作るのは誰か:国家・FRB・AIをめぐるマーケットクラフティング

エピソード10
2026年9月25日

世界を動かす力を、大局的な視点で読み解くPodcast『The Outthinking Investor』。

PGIMのチーフ・グローバル・エコノミストであるダリープ・シンが、各分野の第一線で活躍する専門家を迎え、いまとこれからの世界経済・国際秩序を読み解いていきます。

動画の要点

市場は自然に生まれるものでも、中立に機能するものでもない。今回のPodcastでは、政府の投資、規制、保証、価格設計が、金融、住宅、半導体、AIなどの市場を継続的に形づくってきたという「マーケットクラフティング」の視点から、国家と民間の役割を考えます。

ゲストは、Facebook共同創業者であり、経済学者、政策提言者、『Marketcrafters』著者のクリス・ヒューズ氏。現在はウォートン校で博士号取得を目指す一方、政策提言にも携わり、経済保障プロジェクトを共同創設しています。

ヒューズ氏は、公的機関が成果を上げる条件として、明確な使命、実行に必要な裁量、説明責任の3つを挙げます。その考えに基づき、住宅投資銀行の構想、AIの安全性と責任を明確にする規制、民間需要に応じて準備預金を供給するFRBの制度案を説明します。

その他、Podcastの中で触れているポイントは以下のとおりです。

  1. 市場は自然に発生するのではなく、政策上の選択や行動、不作為によって形づくられている。
  2. 公的機関が成果を上げるには、明確な使命、実行に必要な裁量、説明責任が求められる。
  3. 住宅では、連邦住宅貸付銀行を国立の住宅投資銀行として機能させ、5戸から50戸規模の集合住宅やモジュラー建築を支援する案が示される。
  4. AIについては、追加の公的補助よりも、安全性と責任の所在を明確にする規制が必要だとする。
  5. FRBの潤沢準備金制度には複数の副作用があるとして、需要に応じて準備預金を供給する制度を提案する。

※日本ではPGIMジャパンのウェブサイトを通じて、動画付きのPodcastとして配信しています。

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